宮城谷昌光さんの三国志を読み始めましたが、なかなか読み進めず・・・(^▽^;) 本来であれば、全巻を読み終わってからアップするべきなのかもしれませんが、今回は1冊が読み終わった時点でアップし、自分のモチベーションにしたいと思っていますww
そもそも三国志とは、曹操と劉備が赤壁の戦いで知られるような戦いを繰り広げた時代を言うわけではありません。
後漢王朝時代、朝廷がその力を失くし、魏・呉・蜀の三国が、我こそは天帝なりと三国とも皇帝を立てたことに始まる220年頃からを指します。
この時代、曹操は既に亡く、息子の曹丕が魏の皇帝として立っています。蜀では劉備の子・劉禅が皇帝となり、呉では孫権が皇帝を名乗りました。
曹操も、子の曹丕も、本来は漢の朝臣の一つの国・魏の国王という位置づけでした。漢の皇帝が、その座を曹丕に譲ったという説もありますが、これらは史実であり事実であるかどうかは分かりません。
で、この三国志とはなんぞやですが・・・実は曹操でも劉備でもなく、三国をまとめて晋という国を作った「司馬家4代に渡る物語」なのです。
その三国志第一巻は、曹操のおじいちゃんの話と、後漢王朝の衰退の様子が描かれています。
曹操の祖父にあたる曹騰は、宦官(かんがん)として、幼いころから皇帝の子である保に付き従い、候にまで貶められた保を皇帝に返り咲かせるための一役を担いました。
宦官は、男として生まれながら、男としての機能を排除され、一代限りの臣として仕え、家族を持つことも、養子などの方法で子を持つことも許されませんでした。
ところが、この保が順帝となったおり、自分に尽くしてくれた宦官たちに、家族を持つことを許したのです。曹騰が養子を迎え、その子が曹操になるわけです。
三国志第一巻は、その順帝が亡くなり、後漢王朝が益々その力を衰えさせていく様子で終わっています。
なので、この後読み続けていけば、曹操が生まれたり、司馬坊(司馬懿の父)がどこかで漢王朝の重臣となったりというストーリーが読めるのだろうと思います。
長いぞ(^▽^;) まさか、おじいちゃんからとはww 頑張ります!