相変わらずのファンタジーな世界ですが、コロナウィルスが世界を震撼させている今、あってもおかしくない物語でもあると感じました。
白銀の逃亡者ストーリー
DoMSというウィルスが人々に脅威を受け付けた時代という設定です。致死率95%。かろうじて生き残った人は、スーパーサイヤ人になってしまうのです。
紫外線に1時間も当たれば、真っ赤に火傷をしてしまう肌。目の色素を失い、銀色に輝く目。そのため、主な活動時間は夜です。
10代のか細い女の子の握力が300kg。聴覚に優れ、人とは思えない運動能力を有する彼らを、ヴァリアントと呼んで恐れていました。
ヴァリアントの本来の意味は、「変化」「変量」という意味があります。彼らの身体は、人間ではないものに作り替えられたかのように見えます。
しかし、頭脳は全く影響を受けません。スーパーサイヤ人になった悟空のような人々です。それなのに、隔離され、恐れられ、差別され・・・
そんな偏見に満ちた世の中を、何とかしようと暗躍する若者たちの物語です。
白銀の逃亡者の感想
内容はファンタジーですが、コロナのこともあり、何が起きてもおかしくはない世界なんだと思いながら読みました。
そして思い出したのは、猿の惑星という映画です。猿の惑星になってしまう原因がウィルスでした。
そのウィルスを有した旅客機のパイロットが、床に鼻血を落とし、自分でも不思議そうでしたら、それがパンデミックの始まりだったというものです。
この世界には、どんなウィルスが存在しているのか、まだまだ未知です。しかも、そのウィルスを、兵器として培養する動きさえあります。
地球温暖化で溶けてしまった極地の氷の中に、まだ誰も気が付かない最終兵器的なウィルスがいても不思議ではないですよねぇ^^
それにしても白銀の瞳・・・素敵だなぁ(笑)