篠田真由美さんの本は、30歳最初の頃、よく読んでいた記憶があります。特に建築家探偵、桜井京介のシリーズが好きでした。アニメ的な感覚で読むなら楽しい本なのですが、次第になんとなく読まなくなっていたのです。
実はこれ、図書館が無料で配ってくれるリサイクル本です。沢山ある箱詰めの本の中から、篠田真由美という懐かしい名前に反応して2冊いただいたうちの1冊です。
キリストの処刑を起点として始まる物語。2000年も生き続けている「人ではないもの」と、現代を生きる女性とのストーリー。伝奇とも言われるジャンルの本です。
気晴らしには丁度いい感じ♪ 特に気晴らしをしたいことがあるわけではないのですが( ´艸`)
無料だったから貰ってきたというのが正直なところです。最初はなかなか進まなくて・・ところが半分を過ぎたころから、どんどん面白く感じはじめました。
そうなると、もう一気に読んでしまうのが、私の悪い癖です。
奇怪なわけでも、おどろおどろしいわけでもありません。どちらかというと、美しいと言えるかもしれません。でも、これが篠田真由子さんの伝奇なのでしょう。他の作品も、総じて美しいと感じることが多かったと思います。
彼女の中で、キリスト教は吸血鬼とは切っても切れないイメージを持ち、それを主軸に展開されている物語。「白皙の美貌」って、初めて聞いた言葉かもしれないと思いながら、想像たくましく、自分好みの美しい男性を思い描きつつ読みました(笑)
寄付を辞めた話
寄付?なんの?というくらい、少額の寄付ですが、毎月決まって数年続けてきました。
岩手県にある、犬や猫の保護活動をしている団体さんへの月1000円の寄付。栃木県で猫の保護活動を行っている私設団体さんへの、月1000円の寄付。まぁ、年間で24000円ぽっちの寄付ですが、これを辞めました。
私は物心ついたころから、犬と一緒に暮らしていました。そんな中で、私の不注意で不幸にも亡くなってしまった子や、不幸な犬生を送らせてしまった子たちがいます。
今更ですが、その償いの意味もあって、自分のできる範囲で、寄付を少しだけさせてもらっていたのです。
野良犬になっていた犬たちを3匹保護し家族に迎えたり、別荘地で捨てられ、人に救いを求めてきた猫を、保護団体に依頼したりといったチャンスにも恵まれました。
でもこれからは、家族としてずっと過ごしていた老犬たちに、お金を回す必要が出てきます。今週末も、2匹とも動物病院で診察です。保険には入っていないので、2匹一緒だと1回で数万円の出費です。
毎月2000円の出費も、1年分で考える1回の診察代になります。なので、寄付はもう良いかなと思ったわけです。それに、そろそろ年金生活にも入るわけで・・・我が家のワンズに、できるだけのことをしてあげることがこれからの課題です。