宮城谷昌光さんの三国志、引き続き読んでいます。私の感想ですが、宮城谷さんの作品は、読むという行為に体力が必要です。気分が乗ってくれば、次々と読めるのですが、そうなるまでに時間がかかることも(;^_^A
宮城谷昌光著「三国志第五巻」
第五巻では、曹操がいよいよ天子を奉じ、表舞台に出てきます。同時に孫策や劉備なども、その存在感を大きくしてきます。
群雄割拠としていた時代を経て、呂布・公孫瓚・袁術らが、戦いに敗れ姿を消す中、曹操と袁紹が2大巨頭のなるなか、孫策と周瑜が友人として再開し・・・
こうした展開の中で、私が個人的に響いた言葉を紹介します。
「それができるか?」と問えば、必ず不安に胸を締め付けられる。人が行動するときは、できると断定すべきである!
今までの、ちっぽけな私の人生の中で、何度も耳にし、時には自分を励ましてきた言葉…「大丈夫!できるから!!」
今も昔も、事の大小はあれ、同じなのだと思いました。
宮城谷昌光著「三国志第六巻」
ここで諸葛孔明と、司馬懿の登場です。司馬懿は、まだまだ頭角を現してはおらず、司馬坊の長男が召喚され、次男である司馬懿も、それなりの知識人であるということで、無理やり役職についています。
諸葛孔明は劉備につき、自分の大きな大望を実現すべく、劉備を操り始めます。
ところで、赤壁の戦い、名高いレッドクリフですが・・・映画がでたらめだったと始めて知りました。
劉備と諸葛亮は、実は何もしていません。それだけではなく、敗戦し逃げる曹操を追えば、必ず仕留められたものを、それさえもしませんでした。
後の世の人たちが、劉備と諸葛孔明が好きなあまり、妄想を膨らませて作ったのが赤壁の戦いです。
そこで敗れたことで、曹操の統一は成し遂げられず、三国の主が皇帝となる三国志が始まったのです。
まとめ
今、第七巻を読んでいます。今は、ノリに乗って読んでいるので、次が読みたくて仕方がない状態です(笑) 読了後、また感想をアップしたいと思います。