まだまだ読み続けております(;^_^A 北方謙三さんの三国志「五の巻 八魁の星」と「六の巻 陣屋の星」を読み終わりました。
北方謙三著三国志「五の巻 八魁の星」
魁とは、頭首・首長・さきがけなどの意味があります。五の巻では、8人の頭首たちがでてきたのでしょうか?
この巻で曹操と出会ったり、または初めて名前が出た人物はというと・・・
徐庶・・・諸葛孔明を劉備に紹介した人物で、流浪を続けた当人自身も優れた軍師。母親を早々に人実に取られ、曹操の軍門に下りました。
張衛・・・五斗米道教祖の弟として、軍事全般を担当。雪に閉ざされる冬の間、世の中を見るために、流浪の旅に出ます。
諸葛孔明を入れても4人ですから、あとの4人は、劉備・曹操・孫権・周瑜あたりでしょうか(⌒∇⌒)
三国志五の巻では、いよいよ曹操が袁紹軍の大群と対峙し、持ち前の勘の良さと行動力で、袁紹軍を制覇しました。
とにかくすさまじいばかりの群雄割拠な状態です。乱世とは、そういうものなのだと改めて感じました。世の中の変換点には、必ずといって良いほど沢山の英雄たちが生まれています。
日本だけを見ても、戦国時代然り、明治維新然りですものね。。
北方謙三著「六の巻 陣屋の星」
陣屋とは、この場合は、軍の兵士たちが寝泊まりするだけの場所、駐屯地みたいな意味かと思います。
長い間、荊州に間借りする形で陣屋を組み、兵たちの調練に明け暮れた劉備たち。曹操と戦うことを決めて、諸葛孔明を軍師として迎えます。
ここでやっと、三国というあり方が実際の事として諸葛孔明に提示されるわけです。一方、孫権と制覇を目指す周瑜にあるのは二国という構想です。
劉備と孔明の実力を疑問視している孫権や周瑜は、劉備との同盟に疑問を持っています。この後、物語は赤壁の戦いに流れては行くのでしょうが・・・
実際は、劉備は後ろに引っ込んだまま、敗走する曹操軍を追うでもなく保身のみというのが史実ですが、北方さんはどんな展開を書いてくれるのでしょうか?
曹操の頭痛は有名ですが、それを唯一治療ができる医師の暴言を怒り、彼を殺してしまった曹操。曹操の狂気なのか、それも気になるところです。
いよいよ、七の巻 諸王の星を読み始めます(*^^)v それにしても、入浴中に裸眼で文庫本の文字が見えずらくなり、読むスピードが俄然落ちました(-_-;)